【遊戯王マスターデュエル】驚異の出張キット「デストロイフェニックスガイ」 徹底解説【2022年最新版】
皆さんこんにちは。クロトといいます。
今回は、「遊戯王マスターデュエル」で出張キットとして様々なデッキに採用されている「D-HERO デストロイフェニックスガイ」について解説していきたいと思います。
「D-HERO デストロイフェニックスガイ」とは
まずは、「D-HERO デストロイフェニックスガイ」(通称:デスフェニ)がどのようなカードなのか見ていきたいと思います。
レベル8、闇属性、戦士族で、
- 相手の場のモンスターの攻撃力を墓地の「HERO」カードの数×200だけダウンさせる効果
- 自分・相手ターンに、自分の場のカードと場のカード1枚を破壊する効果、
- このカードが戦闘・効果で破壊された場合に、次のスタンバイフェイズに墓地の「D-HERO」を蘇生する効果
の3つの効果を持ちます。
腐ることのないデバフ効果
①の効果は相手モンスターの攻撃力をダウンさせる効果です。
単純な効果ですが永続効果で相手を弱体化できるため、腐ることのない良い効果を持っています。
このカードを融合召喚する都合上、墓地には最低でも「D-HERO」カードが2枚は落ちていると思いますので、このカードの攻撃力を実質2900として使うことができることができますね。
相手の攻撃力をダウンさせる効果なので、このカード以外のモンスターの打点を上げることにもつながると思います。
優秀なフリーチェーン破壊効果
②の効果はフリーチェーンで破壊する効果です。
フィールドで発動する効果なのですが、効果を発動してから破壊対象を選ぶため対象をとりません。
自分のカードを破壊する必要があるのですが、このカードを破壊することで③の効果につなげることができます。
毎ターン発動することができるため、一方的に相手のカードを破壊することでアド差を広げることができます。
何度でも使える蘇生効果
③の効果は、このカードが戦闘・効果破壊された場合に発動する墓地蘇生効果です。
タイミングを逃さない効果で、発動さえしてしまえばほぼ確実に墓地から特殊召喚することができます。
効果処理が次のスタンバイフェイズなので発動したターンの間は盤面がガラ空きになりますが、
自身を蘇生することができますので、②の効果とあわせて毎ターン破壊&蘇生を繰り返すことができます。
出張キットとして採用されるカード
では、こんな汎用性の高い効果を持っている「デスフェニ」と一緒に採用されているカードについてみてきたいと思います。
捕食植物ヴェルテ・アナコンダ
ライフを2000はらうことで簡単に融合召喚を行うことのできるリンクモンスターです。
高いライフコストに加えこのカードの攻撃力が低いことと、効果を発動した後は特殊召喚ができなくなるデメリットには気を付けなければいけませんが、
デスフェニを融合召喚することで得られるアドを考えると、このカードをリンク召喚して得られる恩威はかなりのものだと思います。
リンク召喚に使う素材の緩さも魅力ですね。
フュージョン・デステニー(準制限)
デスフェニを融合召喚するためには、このカードを使うのが一番強力だと思います。
手札から発動するだけでなく、先述した「捕食植物ヴェルテ・アナコンダ」のコストで墓地に送ることでも融合召喚できます。
手札だけでなくデッキから融合素材を落とすことができるので、このカード1枚から融合召喚ができるところが非常に強力ですね。
D-HERO ディバインガイ
デスフェニの融合素材としてデッキに出張されるカードです。
手札が0枚の場合に、墓地のこのカードと「D-HERO」モンスターを1体除外することで2ドローすることができます。
墓地に送られたターンに発動できないものの、2枚ドローする効果は非常に強力でどんなデッキでも腐ることのない効果として使うことができます。
「手札が0枚の場合」という条件も付いていますが、よほどモンスターが手札に残っていない限り簡単に条件を満たすことができますので、
このカードを出張させる恩威は、かなりあると思います。
D-HERO ダッシュガイ
こちらも、デスフェニの融合素材としてデッキに出張されるカードです。
このカードが墓地に存在する限り一度だけ、ドローフェイズにドローしたモンスターを特殊召喚することができる効果を持ちます。
レベルを問わず手札から特殊召喚できるため、どんなデッキでも効果を発動できるのではないでしょうか。
手札を消費することができるため、「D-HERO ディバインガイ」のドロー効果の条件を満たすためにも使うことができますね。
なぜ「デスフェニ」が優秀なのか
ここまで、「デスフェニ」とデスフェニの出張キットについて見てきましたが、
では、なぜ「デスフェニ」が出張キットとして優秀だと言われているのかを見ていきたいと思います。
手札1枚から融合召喚可能
「デスフェニ」自体が非常に強力なモンスターなだけでなく、このカードの融合召喚が手軽に行えることが魅力の一つにあると思います。
汎用の手札誘発である「灰流うらら」で無効化されるものの、「フュージョン・デステニー」を発動するだけで融合召喚できます。
また、「捕食植物ヴェルテ・アナコンダ」をリンク召喚することでも融合召喚できます。
このカードは素材にモンスターを二体要求していますが、カード1枚からモンスターを二体並べることができるカードは遊戯王には数多くあるため、
様々なデッキで手札1枚から融合召喚できるところが最大の魅力ではないでしょうか。
融合素材に使うモンスター効果が強力
「デスフェニ」自体の効果に目がいきがちですが、この出張キットは「デスフェニ」だけが強いというわけではありません。
墓地に送られる「D-HERO ディバインガイ」による2ドローや、「D-HERO ダッシュガイ」の特殊召喚による展開のサポートも非常に強力です。
「デスフェニ」を融合召喚されてしまった場合に除外やバウンスで「デスフェニ」を除去できたとしても、融合素材として墓地に送られたモンスターからアドを稼がれてしまいます。
よって、「デスフェニ」を融合召喚することで様々なアドが発生するところがこのカードが強力がと言われる理由だと思います。
「デスフェニ」を対策できそうなカード
では、最後に「D-HERO デストロイフェニックスガイ」を対策できそうなカードについて見ていきたいと思います。
墓穴の指名者(準制限)
墓地で発動するモンスター効果を無効化するカードとして、様々なデッキで使われているカードです。
「デスフェニ」の破壊効果を無効化することはできませんが、蘇生効果を発動したタイミングでこのカードで除外するといった使い方が一番いいと思います。
しかし、このカードで「デスフェニ」を突破としたとしても、素材として墓地に送られたモンスターの効果を無効化するには別のカードを使わないといけないので、
このカード1枚ですべて解決することができないところが欠点でしょうか。
アークネメシス・プロートス
属性が異なるモンスターを墓地から3体除外することで手札から特殊召喚することができます。
効果破壊耐性を持っているため、「デスフェニ」の効果で破壊されません。
また、②の効果で「闇属性」を宣言すれば、「デスフェニ」を破壊しつつ特殊召喚を封じることができます。
守備力も3000ありますので、このカードを守備表示で特殊召喚しておけば「デスフェニ」で突破されることはほとんどないと思います。
アークネメシス・エスカトス
先述した「アークネメシス・プロートス」の種族版です。
属性よりも種族の方が種類が豊富なので、このカードの方が特殊召喚しやすいのではないでしょうか。
②の効果で「戦士族」を選択することで、「デスフェニ」を突破することができますね。
攻撃力も3000ありますので、「デスフェニ」を戦闘破壊できるラインであることも魅力の一つだと思います。
大革命返し
「デスフェニ」の破壊効果が場のカードを二枚以上破壊する効果となっていますので、このカードを発動することができます。
破壊ではなく除外であるため、このカードの効果により「デスフェニ」の蘇生効果を使わせないことができます。
「ハーピィの羽根帚」などの全体破壊にも使うことができるので、採用してみるのもいいのではないでしょうか。
暗闇を吸い込むマジック・ミラー
「デスフェニ」が闇属性なので、このカードを発動することで無力化することができます。
しかし、闇属性限定なので他のカードやデッキに対しては機能しないことも多いです。
こちらが使っているカードに闇属性カードがあると、こちらにも影響が出てしまうところもデメリットでしょうか。
虚無空間(制限カード)
「デスフェニ」の蘇生効果が発動する前にこのカードを発動しておくことで、蘇生をさせないことができます。
制限カードなので手札に引き込むことが難しいのですが、このカードを1枚採用しておくだけで様々なデッキに対して対策ができるので、
使ってみるのもありだと思います。
最後に一言
今回の記事はここまでとなります。
「D-HERO デストロイフェニックスガイ」が出張キットとして優秀だと言われているのは、
「D-HERO デストロイフェニックスガイ」が強力なカードなだけでなく、素材として使うカードなども非常に優秀なためだと思いますね。
「このカード1枚で対策ができる」といったカードがこれと言って存在せず、
先攻をとってこのカードを融合してしまえばほとんど勝ちまで持っていけるっといってもいいくらいのポテンシャルがあるところも魅力だと思います。
今後の制限改定などで「デスフェニ」が使えなくなることもかなり考えられますが、
それまでは色々なデッキに採用してみたり、あるいはこのカードをいかに対策するかを研究していくのがいいと思います。